7月7日、米軍横須賀基地に英海軍タンカー・グレイローバーが寄港した。沿岸警備隊の砕氷艦に続く「珍客」だ。
在日英国大使館の発表によると、
『英国海軍の戦艦「HMS EXETER」が、7月7日から12日まで東京を親善訪問することになりました。海上自衛隊の護衛艦「しらゆき」がホストシップとして派出します。
また、補給艦「GREY ROVER」も7月7日から18日にかけて横須賀海軍基地を訪問する予定です。
(中略)
今回の訪日は、地域の平和と安全保障に対する英国政府の強い意志を示し、海上自衛隊と英国海軍との関係拡大を図るという目的があります。さらに、両艦の乗組員にとっては日本文化の楽しさを体験できる絶好の機会となります。(以下略)』
とのことだ。
中東地域の平和はどうするんだ?と聞きたくもなるが、もう少し具体的な疑問がある。
海自がホストを務めるのに、何で自衛隊の桟橋に泊まらずに、米軍基地の中に居るのだろう。
東京はともかく、横須賀では「イラクの固い固い戦友」「イラク戦での一蓮托生の米軍」との友好関係の拡大を図りたいために、米軍基地に入っていったのかな?
2月から3月にかけて寄港したフランス艦との違いはなぜ生じたのだろう?
在日米軍基地にイギリスの軍艦が寄港する法的根拠は?
18日まで、横須賀基地でこの船を見るたびにそんな疑問が浮かぶに違いない。
(RIMPEACE編集部)