原潜サンフランシスコも横須賀に入港



横須賀港に入港する原潜サンフランシスコ。海保の「きぬがさ」が放射線計測のために追尾している


タグに曳かれて11番バースに向かう原潜サンフランシスコ(04.8.20撮影)

8月20日15時、ロサンゼルス級攻撃型原潜サンフランシスコ(SSN711)が、横須賀基地に入港した。例によって、入港理由は休養・補給・維持とのことだ。原子力空母ステニスなどの佐世保入港や、レイク・シャンプレーンの横須賀入港の時期と重なるが、このサンフランシスコは、ステニスの随伴艦にはカウントされていない。

ステニスに随伴している攻撃型原潜はソルトレイクシティーだ。空母が佐世保に入港中に、横須賀に入ってくるかもしれないし、近海に潜んだままかもしれない。横須賀には、18日に原潜オクラホマシティーが一時入港したばかりだ。サンフランシスコも含めて少なくとも3隻の原潜が、日本近海にウヨウヨしているということだ。

原潜は兵器体系の一つの頂点をなす、きわめて攻撃的な船であるとともに、移動原子炉としてもきわめて危険なものだ。今年11回目の原潜の横須賀寄港だが、黒い船体に秘められた危険性は、過去に何度寄港実績をかさねようと、慣れることなど出来ないものだ。

(RIMPEACE編集部)


'2004-8-20|HOME|