横須賀港に事前集積艦が来た


防波堤の外に停泊しているフレッド・W・ストッカム(T-AK3017)(9.24 撮影)

佐世保やホワイトビーチにはよくやってくる事前集積艦だが、横須賀に来るのは本当に稀だ。今年の4月に、PCB搬出の「代打」で立ち寄ったワトソンを除けば、少なくともこの2年間、横須賀であの独特の船体を見たことが無い。

9月23日から、事前集積艦フレッド・W・ストッカムが防波堤の外の錨地に停泊している。1980年に竣工、はじめはマースク海運の貨物船だった。97年11月にMSCがチャーターしてソーダーマンの名前で艦隊に加わった。2000年5月退役。2001年3月に今の名前でMSCに再就役した。

海上事前集積船団2(MPSRON2)に属し、ディエゴガルシアから出動する(MSCのホームページの MPSRON Twoより)

横須賀で物資の積み下ろしをしているようには見えない。定期的に各国の基地を回っている航海の一環で、横須賀に寄港したものと思われるが、なぜ横須賀を寄港地に選んだのかは不明だ。

なお、この日、横須賀基地の防波堤の内側に、海自の一万トンを超える補給艦「ましゅう」も停泊していた。艦の役割は異なるが、日米の大型艦が集まった形となった。

(RIMPEACE編集部)


防波堤の中に停泊している海自の大型補給艦ましゅう(AOE 425)(9.24 撮影)


2004-9-24|HOME