台風23号が通過して天候が回復した10月22日、ミサイル防衛で日本海に展開することが決まっている横須賀常駐のイージス駆逐艦ジョンSマケインが、横須賀基地から出港した。
同日、佐世保基地からは横須賀常駐のイージス駆逐艦カーティス・ウィルバーが出港した。カーティス・ウィルバーは、ミサイル防衛の探知担当の第1号として10月はじめから日本海に展開していたが、接近する台風23号を避けて、10月16日に佐世保基地に入港していた。
まだなんとも言えないが、ミサイル防衛の探知役の初期動作に慣熟するために、一ヵ月以内のインターバルで、日本海での見張り役が交代することも考えられる。数日以内にカーティス・ウィルバーが横須賀に戻ってくれば、ジョンSマケインが日本海での北朝鮮の弾道ミサイル警戒の任務を交代したと、かなりの確度で言えるはずだ。
横須賀常駐のもう1隻のイージス駆逐艦フィッツジェラルドは、横須賀基地の2番バースでレーダーシステムの回収工事の最中だ。ベルニー公園から見ると、フェーズドアレイレーダーの表面に足場を組んで覆いをかける作業が進んでいる。
(RIMPEACE編集部)