スーパーホーネット、キティーホークで訓練中に水没


着艦用のワイヤーは、空母の後半分の部分に張ってある。1.31帰港時には、その部分に工事用車両が目だった

1月29日、出港5日目の18時半ころ、キティーホーク感情に着艦を試みたスーパーホーネット(F型)が、拘束ワイヤーが切れたために海中に転落し、切れたワイヤーで6人の兵士が重軽傷を負った。(共同通信 04.1.31)

高速で飛来する艦載機を、空母の飛行甲板上で安全に止める技術無しでは、空母の運用は不可能だ。飛行甲板の上に張ったワイヤー四本のうちのどれか一つに、機体の拘束フックをかけて止まる、空母に機体ともども無事に戻る方法はこれしか無い。

そのワイヤーが切れた。事故はまったく想定外の事態から起きる。だから、事故は起きつづけるし、軍用機の飛ぶところに常に悲劇が起きる。

事故があったことを知らずに空母の横須賀入港を見ていた。艦の後の方に、作業用の車両が多いことが気になった。ワイヤー切断との関連はわからないが、いつもの帰港時には何も置いていないところに、車両が何台か置いてあったのが奇異に感じられた。

事故を起こした(複座)スーパーホーネットの飛行隊は、飛行を止められていたのだろうか。空母が横須賀に艦載機を載せずに入港したのを確かめて、厚木に向かった。厚木基地周辺に数時間いたが、複座スーパーホーネットは飛ばなかった。替わって、昨年10月に厚木配備になった単座のスーパーホーネットが、2機編隊、4機編隊で飛びまわっていた。


F型スーパーホーネットに替わってE型が爆音を振りまいていた(05.1.31 撮影)

(RIMPEACE編集部)


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