キティーホーク出港、カウペンス、エリクソンが随伴




2月10日朝8時半に動き出した空母は、海保の巡視船にエスコートされて浦賀水道に向かった(2005.2.10 撮影、以下同じ)


最初に動いたのは巡洋艦カウペンス。空母出港の30分以上前に出ていった。


空母出港の2時間後、給油艦ジョン・エリクソンが出港した

2月10日に空母と随伴艦2隻が横須賀を出港し、基地にはイージス艦2隻が残された。チャンセラーズビルとカーティスウィルバーで、2隻ともイージスシステムのフェーズドアレイ・レーダーに覆いや足場をかけて工事中だ。この2隻はすぐに動ける状態ではない。

出港前に、いつものチャネル・ガードとして厚木からSH60が飛来して空母の上空などを飛びまわっていた。これだけではガードが不安だったのか、海自の新鋭艦「たかなみ」が浦賀水道でのエスコートに動員されたようだ。キティーホーク出港の20分前に「たかなみ」が出港して浦賀水道に向かったが、2時間足らずで元の桟橋に戻ってきた。

昼前の時点で、まだ横須賀に残っていた船がある。7日に入港した原潜シャイアンだ。シャイアンは艦橋の両脇から水蒸気のようなものをずっと噴出していた。出発にそなえて原子炉の出力をあげていたのかもしれない。艦橋とその前方に赤い旗が立っていた。危険物積みこみ中を示すもので、魚雷を積みこんでいた可能性がある。原潜も空母の艦隊の一員として出港する日が近いのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)


写真中央で艦橋横から白い蒸気を吐いているのがシャイアン。艦橋の上と左側に赤い旗が見える


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