ブルーリッジ、横須賀に戻る



4月4日、横須賀基地に戻ってきた第7艦隊旗艦ブルーリッジ。後部甲板に司令官用のヘリSH3が載っている
985番は米駆逐艦カッシング、112番は、海自の新鋭艦まきなみ

4月4日昼過ぎ、ブルーリッジが横須賀に戻ってきた。1月26日に出港して以来、香港、ゴア、コロンボ、プーケット、ポートケラン、シンガポール、マニラを歴訪した。その後いったん沖縄・ホワイトビーチに寄港し、再度南下して中国広東省の湛江を訪問した。

湛江は中国海軍南方艦隊の司令部がある。米海軍の電子偵察機が2001年4月1日に嘉手納基地から飛んで中国海軍に対する電子偵察飛行を行っている最中に、中国軍戦闘機と接触し海南島に不時着した。この時の偵察エリアは南方艦隊のエリアであり、米海軍のEP3は第7艦隊の指揮下にあった。

今回の第7艦隊旗艦の訪問は、この事件の一種の手打ちとして設定されたのだろう。ブルーリッジが湛江訪問を終えたのは3月末だった。

(RIMPEACE編集部)


4日は艦載ヘリが目に付いた。手前の自衛隊の桟橋に停泊するゆうぎりに載るSH60。
むらさめの格納庫の中にも同型機がいる。


2005-4-4|HOME