横須賀基地、5月第2週のイージス駆逐艦の出入り


5月9日の横須賀基地。ブルーリッジの前にイージス駆逐艦2隻が重なっている


5月11日の横須賀基地。イージス駆逐艦はカーティスウィルバーだけだ


5月13日の横須賀基地。ブルーリッジの手前にフィッツジェラルドがいる。手前は2週間ぶりに入港したカウペンス

5月9日の横須賀基地は、空母キティーホークと、揚陸指揮艦ブルーリッジのほか、駆逐艦4隻とフリゲイトがいた。そのほか、オーストラリア海軍のフリゲイト・キャンベラの薄緑色のマストが、空母の飛行甲板の後に見えた。

北朝鮮のミサイル発射実験の前に横須賀を出ていたジョンSマケインらしきアーレイバーク級駆逐艦が、同級のカーティスウィルバーに横付けしていた。また、ドック明けのフィッツジェラルドも、港外の錨地で白いキャニスターに入ったミサイルを、艦後部のVLS(垂直発射装置)に積みこんでいた。

5月11日にはアーレイバーク級はカーティスウィルバー1隻だけで、ジョンSマケインはまた出港、フィッツジェラルドも居なかった。
13日にはフィッツジェラルドが戻っていて、14日には3隻のアーレイバーク級駆逐艦が再び揃った。

注目されるのは、ジョンSマケインの動きだ。5月9日までの動きは、北朝鮮のミサイル実験の兆候を見つけ、日本海に入り、5月1日の発射後しばらく警戒したあと、横須賀に戻ってきたというタイミングにピッタリだ。
その後ジョンSマケインは、短期の航海を行いまた戻ってきた。5月9日以降、MD(ミサイル防衛)の任務を帯びた横須賀のイージス駆逐艦3隻は、日本海に詰めてはいない。今のところ、ミサイル発射の兆候を米軍が発見した時に横須賀から出向く態勢のようだ。

(RIMPEACE編集部)


5月9日のフィッツジェラルドへのミサイルの積み込み。クレーンの先の白いキャニスターに注目。
弾薬庫からバージに積んできたミサイルキャニスターの吊り上げ、(左)13:52:44、(右)13:52:55



吊り上げたミサイルキャニスターを、フィッツジェラルドのVLSに挿入(左)13:53:20、(右)13:53:38


2005-5-14|HOME