空母の随伴艦バンデグリフト、横須賀に戻る



8月10日午後3時過ぎに横須賀基地マスターピア・ウェストに接岸した、フリゲイト艦バンデグリフト

7月25日に入港したカウペンスに続き、今度はフリゲイト艦バンデグリフトが戻ってきた。5月上旬に出港した後、5月22日に出たキティーホークに随伴していたが、約3ヶ月ぶりに8月10日に横須賀基地に戻ってきた。

バンデグリフトは、米豪合同演習タリスマン・セイバーに参加した後、グアム近海で行われたオレンジ・クラッシュ演習に空母とともに参加、その後グアムに寄港していたと推定される。そして、キティーホーク戦闘群がJASEX(統合海空演習)に参加している最中に横須賀に戻ってきた。

僚艦のゲアリーが8月初めに出港しているから、キティーホークに随伴する役目を交代したのかもしれない。ちょうど、カウペンスがチャンセラーズビルと交代したように。

空母の出港中に随伴艦が相次いで交代するのはなぜだろうか。以前のように10隻近くが空母に付いていくような「脅威」が無くなったためか、それとも、イラク、アフガンでの戦費をひねり出すために、随伴艦を絞ったのか。いずれにせよ、随伴艦が少なくてもすむなら、横須賀に空母・指揮艦を含めて11隻も置いておく必然性がない。巡洋艦やフリゲイト艦の「ワークシェアリング」を計るよりも、さっさと横須賀から引き揚げて退役させたほうが、日米ともに費用の節減につながることは間違いない。

(RIMPEACE編集部)


バンデグリフトが戻ってくるバースには、"Welcome Home"の幕が飾られ、乗組員の家族が赤いボンボンを手に集まっていた


'2005-8-10|HOME|