JPジョーンズがまた横須賀に来た


空母の陰から出てきて、港外の錨地に向かうジョン・ポール・ジョーンズ(9月21日撮影)


白いミサイル容器(キャニスター)約二十個を積みこむジョン・ポール・ジョーンズ(9月21日撮影)

9月19日にイージス駆逐艦ジョン・ポール・ジョーンズらしいマストが、空母の向こうに見えた。21日に動いたときに確認したら、やはりその船だった。

ジョン・ポール・ジョーンズはキティーホークがオーストラリア海軍と合同演習を行ったときに、ずっと近くにいた。空母が横須賀に戻ってきたあと9月3日に入港し、6日または7日朝に出港している。12、3日の航海だったことになる。

1隻の駆逐艦の入港が気になるのは、ひとつは横須賀常駐艦ばりの空母随伴をしてきたからだ。そしてもう1点、ミサイル防衛との関係だ。
横須賀常駐のイージス駆逐艦が交代で日本海北部の「BMD作戦区域」に行っている(05.7.17 朝日)
スケジュールは、その区域に6日から10日滞在。たとえばジョンSマケインは出港期間13日で6日間滞在したとのこと。約2週間という出港期間が妙に今回のジョン・ポール・ジョーンズと一致するのだ。

この船もMDの探知役なのかどうかは不明だが、今の時期に横須賀に入港する駆逐艦は、MDとの関連を疑ったほうがいい。
横須賀港外の錨地で停泊したジョン・ポール・ジョーンズに、それぞれ10本くらいのミサイル・キャニスターを積んだバージがつき、クレーンで艦の前後のVLSに装填していた。2週間の間にぶっ放したミサイルを補充した可能性もゼロではないが、この2週間の任務で不用だったミサイルを、あらためて積み込んだ可能性の方が高いだろう。

(RIMPEACE編集部)


'2005-9-21|HOME|