ヨコスカ平和船団

原子力空母通告に抗議の海上デモ


原子力空母配備反対の訴えを、海上から行う平和船団。ヴェルニー公園で見ていた人から、ガンバッテの一言もあった。


護衛艦きりしまの乗組員に、原子力空母配備反対を訴える。
「事故が起きれば自衛官の家族も深刻な被害を受ける」(10.30 撮影)

10月30日のヨコスカ平和船団の行動は、原子力空母のヨコスカ母港化に反対の意思表示と、海自隊員、横須賀市民にその危険性を訴える海上デモだった。

「自衛官の皆さん、原子力空母が配備されて、原子炉にかかわる事故が起きれば、皆さんの家族も含めて何万という人が死亡します。自衛官だって、反対の声はあげられます」
吉倉桟橋に停泊中の海自艦船の回りを巡りながら、ハンドマイクで訴えた。ヴェルニー公園から平和船団の掲げる「危険な原子力空母おことわり」の看板を見ていた人たちから、ガンバッテという声が届いた。こんなことは初めてだ。

米軍エリアで、在港中の艦船の乗組員にも、原子力空母の母港化反対と呼びかけた。米軍警備艇は2隻が出動したが、あまり近くまでは寄ってこなかった。

この日の夕方、非核市民宣言運動ヨコスカが定例デモを行った。16号線で通りかかった車から"We are on your side" という声がデモに対してかけられた。商店街でも乗り出すようにして手を振る人がいた。
必ずしもデモに好意的ではない人たちも、プラカードを見ながら「これは決まったんだろ」などと話しをしている。とんでもない、勝負はこれからだ、とつぶやきながら、それでも今回の原子力空母の母港化通告についての、市民の関心の高さが感じられた。

(RIMPEACE編集部)


12号バースをのぞむ米軍エリアでも、原子力空母の母港化反対を訴える(10.30 撮影)


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