再度の海上デモ、原子力空母母港化反対を訴える



12月10日午後、横須賀基地で海上デモを行うヨコスカ平和船団

11月27日に続き12月10日、ヨコスカ平和船団は原子力空母母港化反対の海上抗議行動を行った。ジョージ・ワシントンがキティーホークの後継艦となる、という米海軍の発表後初めての海上行動だ。

キティーホークの帰港直前のヨコスカ基地には、ブルーリッジを始め8隻の常駐艦と、前日入港した原潜シカゴがいた。米軍の警備艇や海保の船が入り乱れる中、平和船団の2隻のボートが基地の境界ギリギリまで入り、何度も円を描きながら原子力空母の母港化方針の撤回を、直接米海軍に訴えた。

今回の海上デモでは、横須賀市議の藤野英明さんも平和船団のボートに乗り込んだ。
「私は31歳の横須賀市議・藤野です。私はアメリカの人は好きです。仲良くしたいと思います。でも原子力空母の母港化には反対です。万が一事故が起きれば、影響は横須賀だけではなく関東一円に及びます。とりかえしのつかないことになります」
海上から横須賀基地を見るのは今回が初めて、という藤野市議は、英語で何度も米軍艦船に向かって呼びかけていた。

(RIMPEACE編集部)


海上から米軍に呼びかけを行う藤野英明・横須賀市議。右後方の船は第7艦隊旗艦ブルーリッジ

'2005-12-11|HOME|