空母はただ今工事中


空母キティーホークの甲板は工事用の大型テントで覆われている(2月15日 撮影)


飛行甲板中央部の大型テント(2月10日 撮影)

「もうそろそろ、NLPが始まるのか」「空母はそろそろ出るころでは」
艦載機の飛行が最近特に激しい厚木基地周辺で、こんな質問を受けることが多くなった。クリスマスから年始の休暇を終えた空母が、1月から2月にかけて任務航海に出発することが、2003年から2005年まで続いている。

今ヨコスカ基地の第8−9バースに停泊中の空母キティーホークは、飛行甲板に大型のテントを2張り張って、甲板の工事中だ。2月中に出港できる状況ではない。

太平洋艦隊司令官は、この6月に3隻の空母が、8月には2隻の空母が西太平洋での演習に参加し、7月のRIMPACにも空母が1隻参加する、と語った。そしてこの一連の演習に参加する空母として、キティーホーク、ロナルド・レーガンと太平洋艦隊及び大西洋艦隊からもう1隻ずつとの予定を示した。

ベトナム戦争以来これほど多くの空母が集結する作戦は、太平洋ではベトナム戦争以来だ、とは太平洋艦隊スポークスマンの話だ。「前方展開している唯一の空母」であるキティーホークが、この期間全部の演習に加わる可能性はきわめて大きい。
いきなり数ヵ月の任務航海ということもないだろうから、キティーホークは4月ころに一度出港して、6月からの長い航海に備えるのではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)



艦載機の離着陸が繰り返される厚木基地(1月23日,2月13日 撮影)


'2006-2-17|HOME|