横須賀の戦闘艦、2月は民間港入港月間?


常駐艦7隻と佐世保の救難艦がひしめく横須賀基地。手前からラッセン、カウペンス、セーフガード、ゲアリー、
ステゼム、ジョンSマケイン。白いテントはキティーホークの飛行甲板に設営されている。(3月3日 撮影)

1月下旬に指揮艦ブルーリッジが佐世保基地と名古屋港に寄港した。2月3日に名古屋を出港したブルーリッジは2月6日〜10日に室蘭に寄港した。
室蘭には巡洋艦チャンセラーズビルも2月3日〜7日に寄港している。

2月中旬からは駆逐艦が2隻続いた。ステゼムが10日〜13日に長崎へ、そしてジョンSマケインが24日〜28日に鹿児島にそれぞれ寄港した。
寄港目的は「乗組員の休養と友好親善」ということだが、マユツバものだ。室蘭や長崎では入港回避を市長が求めているくらいだから、入港強行は友好親善に逆行する。また2隻の駆逐艦はいずれも民間港入港の2,3日前に横須賀を出て、出港の3、4日後に横須賀に戻っている。米軍の駆逐艦は出港後数日で乗組員の休養が必要となるほど乗組員に負担がかかるのかな? 昔の手こぎの戦艦でもあるまいし...。

第7艦隊の活動海域に近い港への寄港実績の積み重ね、が「休養と友好親善」の裏に透けて見える。巡洋艦や駆逐艦の寄港が九州と北海道に集中したことが、それを物語っている。

(RIMPEACE編集部)


3月3日正午の横須賀本港の停泊状況。青が海上自衛隊、赤が米軍
青字の1:海自潜水艦、2:輸送艇、3:はるさめ
赤字の1:ラッセン、2:カウペンス、3:セーフガード、4:ゲアリー、5:ステゼム
6:ジョン・S・マケイン、7:キティーホーク、8:バンデグリフト
*は2月28日に燃料もれ事故があったドライドック5.ここにはフィッツジェラルドが入っていた


'2006-3-4|HOME|