20日にキティーホークが試験航海に出かけて留守の横須賀基地に、22日に原潜ホノルルが入港した。タイミングから見て、ホノルルは空母リンカーンの護衛をしていた可能性が強い。
海軍のニュースページには、ホノルルが5月初めにパールハーバーから退役前の最後の航海に出港する、と出ている。行き先は西太平洋だ。リンカーンが佐世保に入港するまで航海している海域と一致する。
佐世保に入港するまでの潜水艦による空母の護衛は、原潜が横須賀に入港したあとは海自が担当するのだろう。Winnyで流出した海自の演習計画にある、九州から沖縄にかけての浅海域での空母の護衛を、実地に行う「格好の機会」なのではないだろうか。
空母がいない横須賀基地には、指揮艦ブルーリッジのほか、駆逐艦4隻とフリゲイト2隻が停泊している。巡洋艦は1隻(チャンセラーズビル)が下田の黒船祭に、もう1隻(カウペンス)が空母について動いていると思われる。駆逐艦ラッセンは16、17日に沖縄ホワイトビーチに寄港しているのが確認されているが、その後の動きは不明だ。
空母キティーホークが試験航海を終えて、西太平洋での複数空母の演習に参加するときは、横須賀を母港とする戦闘艦も大部分が出撃すると思われる。
(RIMPEACE編集部)