今度はツーソン、横須賀に原潜が連続寄港

入港時の原潜ホノルルの艦橋部分。モニターを覗きこんでいる黄色い服の人ははじめて見た (06.5.22 撮影)


横須賀基地の10号バースに停泊中のツーソンの艦橋。後の86番は駆逐艦シャウプ(06.5.31 撮影)

5月22日に入稿した原潜ホノルルは、26日に出港した。その翌日付けの星条旗新聞に、ホノルルは予定外の修理のために横須賀に寄港した、という記述があった。

そういえば、入港時に艦橋にゴチャゴチャと人が集まっていて、これまで見たことの無い、黄色い服の乗組員が、モニターを艦橋において覗きこんでいた。何かが艦内で故障していたのではないか、と疑われる。

なお、横須賀市基地対策課の話では、すぐ後で放射線のモニターをしていた海保の「きぬがさ」も、モニタリング・ポストでも異常な数値は観測されなかったとのことだ。また、入港の24時間前の通告も通常通り行われた。

ホノルルが出港した4日後の5月30日午後、今度は原潜ツーソンが横須賀に入港した。ツーソンは2ヵ月前の3月30日から4月1日まで横須賀に寄港していた。
昨年末から12日間寄港していた原潜トピーカと予定外に寄港したホノルルのほかは、今年に入ってから横須賀に寄港した原潜はツーソンが2回だけだ。
昨年までと比べて、きわめて少ない寄港回数だ。

ツーソンの前回の寄港は、空母リンカーンが参加した米韓合同演習フォールイーグルの終わった直後だった。今回は、リンカーンが佐世保を出て6月からの複数空母を動員する演習に参加する直前の寄港だ。リンカーンの随伴艦2隻もまだ横須賀に停泊中の時期に入港した。
リンカーン戦闘群の一員として海中で行動をともにするのは、このツーソンかもしれない。

(RIMPEACE編集部)


5月31日15時ころの横須賀本港の寄港状況。青が海上自衛隊、赤が米軍
青字の1:海自潜水艦、2:あすか、3:おおなみ、4:たかなみ、5:わかさ、6:くりはま
赤字の1:ゲアリー、2:フィッツジェラルド、3:ステザム、4:チャンセラーズビル、5:モービルベイ、6:カーティスウィルバー、
7:ジョンSマケイン、8:ブルーリッジ、9:バンデグリフト、10:ラッセン、11:ツーソン、12:シャウプ

'2006-6-1|HOME|