キティーホーク横須賀出港、大規模演習へ


6月8日朝、横須賀基地の12号バース(右奥)を離れる空母キティーホーク (9:14 撮影)


弾薬積みこみ中のラッセンの横を通り浦賀水道に向かう空母。ラッセンもこの後、出港した (9:31 撮影)

6月8日9時、いつものように太い汽笛を鳴らしたあと、キティーホークはゆっくりと横須賀基地12号バースを離れた。3日にいったん短い航海から帰って、乗組員の休養のために停泊していた。
これから約3カ月、西太平洋で空母を複数動員する訓練の主役を勤める予定だ。

この日午前中、給油艦チペカヌー、駆逐艦ラッセン、巡洋艦カウペンス、空母キティーホーク、駆逐艦カーティスウィルバー、駆逐艦ジョンSマケインの順に次々と桟橋を離れた。
その間に、海自の「すおう」「おおなみ」「さわゆき」が出ていった。「おおなみ」はパセックスで護衛艦がやったような空母護衛部隊の仕事の一部をこなすのかもしれない。

仮に8日午前中に出た米軍艦船だけがキティーホークに随伴するとしても、水上戦闘艦は巡洋艦1隻、駆逐艦3隻となる。これに補給艦、原潜が加わるから、昔よりは少ないがやはり大部隊だ。
「地元」ということもあろうが、佐世保に寄港したリンカーンの随伴艦よりも多いことになる。

交代間近の巡洋艦チャンセラーズビルやドック入りしている駆逐艦ステゼム、そして2隻のフリゲイトは、すぐには動きそうもない。駆逐艦フィッツジェラルドだけがあとから追いかける可能性があると思われる。
10号バースに寄港中の原潜ツーソンも、乗組員が埠頭で整列したりして出港が近いかと思わせたが、8日午前中には動かなかった。

(RIMPEACE編集部)


当初の予定より1時間以上遅れて出港する給油艦チペカヌー。キティーホーク戦闘群の給油を担当すると見られる(7:11 撮影)


チペカヌーのあとを追うようにバースを離れた駆逐艦ラッセン。錨地で弾薬を積みこんだあと出港した (7:20 撮影)


巡洋艦カウペンスは3番目の出港。キティーホークの直衛艦として行動をともにするだろう。(7:47 撮影)


空母の随伴艦の合間を縫って出港する海自「おおなみ」。空母の護衛をする可能性もある(8:02 撮影)


駆逐艦ジョンSマケインは米艦では6番目、駆逐艦カーティスウィルバーに続いて出港した。 (11:01 撮影)


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