駆逐艦マケイン、鳥取・境港へ入港要求


「境港の直前の港」横須賀を出港するジョンSマケイン(6月8日 撮影)

イージス駆逐艦ジョンSマケインが、鳥取県西端の境港への入港を要求している。
「鳥取県境港市の境港管理組合は16日、米海軍のイージス駆逐艦ジョン・S・マッケイン(8315トン)が同港への入港を希望していることを明らかにした。米海軍は親善訪問を目的として、30日から7月5日までの岸壁利用を打診。同組合は7月2〜5日に岸壁を確保したと回答した」(06.6.18 朝日新聞鳥取版)

同じ時期に空母キティーホークと巡洋艦カウペンスが小樽への入港を計画している。ジョンSマケインもこの2隻と同時に横須賀を6月8日に出港して、キティーホーク空母戦闘群の一員となっている。
小樽と境港に戦闘群の艦船が同じ時期に寄港するのは、直前に日本海にキティーホーク戦闘群が入っている可能性が強い。

キティーホークは6月に西太平洋で空母3隻を動員する米海軍の大規模な演習に主要メンバーとして参加する。7月はハワイ周辺でのリムパック演習に、そして8月には再度西太平洋で、今度は大西洋から回航される空母と演習を行う予定だ。

3つのフェーズからなるこの大演習の第1フェーズが進行中の今、3隻の空母はフィリピン海に集結している(2006.6.16 STATUS of the NAVY)。中国海軍への戦力の誇示が、演習の目的の一つなのだろう。
これらの空母のうちの何隻が日本海に入るのかは不明だが、第1フェーズと第2フェーズの間の時期に、キティーホークとその随伴艦だけではなく、空母リンカーン戦闘群と空母レーガン戦闘群の艦船も、米軍基地や民間港にやってくる可能性がある。

(RIMPEACE編集部)


フィリピン海。ここに3つの空母戦闘群がひしめいている


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