空母戦闘群3個の大演習始まる

6月19日〜23日に、グアム近海で3つの空母戦闘群が加わる大演習バリアント・シールドが行われている。米海軍ニュースの発信海域がフィリピン海だから、マリアナ諸島から西の海域でこの演習が進行中だと考えられる。

空母ロナルド・レーガン(CVN 76)戦闘群には、巡洋艦レイク・シャンプレイン、駆逐艦マッキャンベル、ディケイターが、空母リンカーン(CVN 72)戦闘群には巡洋艦モービルベイ、駆逐艦ラッセル、シャウプが加わっている。
キティーホーク空母戦闘群には巡洋艦カウペンス、駆逐艦ラッセン、ジョンSマケイン、フリゲイトのバンデグリフトが加わり、給油艦チペカヌーも同道している。(まだ他にもいると思われるが、当面この14隻が演習参加がはっきりしたメンバーだ)

キティーホーク戦闘群の中で「異色」なのはバンデグリフトだ。近々駆逐艦マスティンと交代して横須賀を離れる艦だ。空母が出港した6月8日にも、もう1隻の交代艦チャンセラーズビルと並んで横須賀に残っていた。
12日に横須賀基地を出港、13日に戻ってきて14日には姿を消していた。大分遅れたタイミングでキティーホーク戦闘群に加わった。

別の船が戦闘群に加わる代役を務めた、というのは考え過ぎだろうか。テポドン発射に備えて、イージス駆逐艦を日本海に回した代わりにフリゲイトを派遣した、ということも考えられる。
7月始めに、キティーホーク戦闘群の艦船が相次いで小樽、境に寄港を予定している。ラッセンやカーティスウィルバー、バンデグリフトはどんな動きをするのだろうか。

(RIMPEACE編集部)


左(48番)がバンデグリフト。右は8月には交代するチャンセラーズビル(6月9日 撮影)


'2006-6-21|HOME|