横須賀の常駐艦、各地に分散寄港


ホワイトビーチに入港した駆逐艦フィッツジェラルド(7月17日 撮影)


佐世保基地に入った駆逐艦ラッセン(7月18日 撮影)

7月18日に空母エンタープライズがプサンに入港したが、それと前後して横須賀常駐の駆逐艦が各地に寄港した。

同じ18日にジョンSマケインが鳥取・境港に入港した。ジョンSマケインと同じ7月10日にヨコスカを出港したカーティス・ウィルバーは19日には横須賀に戻ってきていた。
フィッツジェラルドは17日にホワイトビーチに寄港、ラッセンは18日に佐世保に寄港した。

空母キティーホークは小樽出港後7月6日には津軽海峡を抜けて日本の東海域に入った。その後大島近海に南下している。
8日に乗組員の一人が海中に落下、近くにいた船が捜索を行ったが、星条旗新聞によればキティーホーク、カウペンスのほかラッセン、ラッセル、それに補給艦のチペカヌーとフリントが捜索に加わった。
これらの船がキティーホーク戦闘群を構成していると見られるが、ラッセルが加わっているのに注目したい。
ラッセルは空母リンカーンの随伴艦として5月には宿毛港に入港した。現在RIMPACの中心となっているリンカーンから離れて、ラッセルはキティーホークに随伴しているのだ。
西太平洋で行われている複数空母を動員する大規模な演習では、随伴艦を入れ換えながら空母が動くことも演習の一部となっているのだろう。

シーウェーブマガジンによれば、巡洋艦チャンセラーズビルも19日にプサン入港とのこと。チャンセラーズビルはRIMPAC参加艦の一つになっていたが、今は空母エンタープライズに随伴している可能性が大きい。

キティーホークは沖縄近海から南シナ海に向かったと思われる。エンタープライズとキティーホークが交差しながら西太平洋を動き回っている。
横須賀常駐艦も、この2隻の空母の動きにからんで軍港・民間港に寄港を繰り返していると見られる。

(RIMPEACE編集部)


駆逐艦カーティス・ウィルバーは横須賀に戻ってきた。49番は佐世保の揚陸艦ハーパーズフェリー(7月18日 撮影)


'2006-7-19|HOME|