横須賀基地12号バースを見る(2)
12号バースの先端付近から陸側を見る。手前が160トンクレーン「よこづな」。後方のクレーンは「おおぜき」
「よこづな」「おおぜき」とも、バース上のレールの上を移動する。巨大なモーターがついている
2月28日に12号バースに運ばれて来た2基の大型クレーン。大きいほうが「よこづな」、小さい(と言っても80トンクレーン)ほうが「おおぜき」という名前がついている。
基地の外から遠望する限りでは、移動式かどうかはわからなかった。足元で見て、バースの上にしかれたレールに沿って移動する機構付きの特大クレーンだとわかった。
プレートには06年3月と書かれている。2月末日に運び込み、レールの上に固定して引き渡したのが3月、ということだ。
このようなカスタムメイドの大型クレーンが数ヵ月で作れるはずがない。これも、10月の原子力空母配備通告より以前から、キティーホークよりデカイ空母にも対応できるように発注されたのだ。
クレーンのレールがある場所以外は、コンクリートパネルで埋められている。パネルの下のケーブルの点検・修理や、設備の拡張が容易なように、簡単に表面をはがせる構造になっている。フリーアクセスのオフィスの床と似ているな、と思った。
(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 06.8.5 撮影)
左が「おおぜき」のプレート、右が「よこづな」のもの
埠頭の奥の変電施設の一部。12号バースのクレーン用の設備だ
'2006-8-6|HOME|