燃料の搬入が激しい横須賀基地


チャーターされた民間タンカー・ジュニパー。油を積んで入港したばかりで船体が沈んでいる。(06.8.15 撮影)


出港直前のジュニパー。油を全部抜かれて船体が浮いているのがわかる(06.8.18 撮影)


ジュニパーが出港して吾妻島のバースが空くのを待つ、マースク・ローデ・アイランド。油を満載の状態だ(06.8.18 撮影)

6月1日からほぼ10日ごとに、MSCがチャーターしたタンカー、マースク・ローデ・アイランド(22,184t)が4回続けて横須賀基地の燃料バースに入港した。キティーホークが西太平洋で3ヵ月続く大演習に出る直前からのことだ。空母や随伴艦の使う燃料を、他の基地から横須賀の燃料貯蔵タンクに運び込んでいた。

7月初めのマースク・ローデ・アイランドの入港以降、大型タンカーによる燃料搬入はしばらく途絶えた。その間、2回燃料補給艦チペカヌーが横須賀に寄港した。横須賀で燃料を補給して空母艦隊に向かった。大口の燃料搬出が横須賀から行われた。

チペカヌーの2度目の出港と重なるように、7月26日に大型民間タンカー・アリアクモン(30,020t)が吾妻島のバースに入り、燃料を下ろした。
さらに8月14日にやはり民間の大型タンカー・ジュニパー(27,352t)が吾妻島のバースに入った。アリアクモンとジュニパーは、横須賀初入港だろう。
ジュニパーが燃料を下ろして出港する18日、今度は一月半ぶりにマースク・ローデ・アイランドが燃料満載状態で入港している。

フランク・ケーブルやブルーリッジという大型艦が相次いで出港しているが、それらに積みこんだ量を差し引いても、7月から8月にかけてのタンカーなどの動きを見ると、この期間中に横須賀の燃料の備蓄量は増えていると思われる。

(RIMPEACE編集部)


7月26日に入港し、油を下ろした民間タンカー・アリアクモン。29日に出港した(06.7.28 撮影)


'2006-8-19|HOME|