原潜シーウルフが入港した横須賀基地


船体は見えないが、排気管などが11号バースに原潜が居る事を示している(06.8.30 撮影)

ミサイルディフェンスでSM3を搭載するシャイローが配備された29日の午後、今度は最新鋭の原潜が横須賀に寄港した。
ロサンゼルス級原潜より性能も価格も高いシーウルフ級の一番艦、シーウルフ(SSN 21)だ。
価格の高いのに加えて冷戦の終結で、3隻しか生産されなかった原潜だ。

97年に就役したシーウルフは、その後ずっと大西洋艦隊に所属していた。日本に寄港したのは初めてだが、なぜやって来たのだろうか。
大西洋艦隊から太平洋艦隊に原潜をシフトする動きの現れなのだろうか。これまでは、シーウルフ級3隻のうち2隻が大西洋艦隊に配備されていた。


交代するシャイロー(右)とチャンセラーズビルが隣同士に並んでいる(06.8.30 撮影)

29日に入港したシャイローは、その日のうちにマスターピアに移動した。チャンセラーズビルと向きを同じくして並んでいる。
今回の2隻の交代でも、双方の船の乗組員の一部が交代して、チャンセラーズビルの乗組員の一部が横須賀に残るような動きがあるのかもしれない。


平和船団の海上行動の時、吾妻島の埠頭に入っていたパナギア・レディ。船体が浮き上がっている(06.8.29 撮影)

横須賀基地の燃料ターミナルにまた、2万7千トンを超える大型のタンカーが来た。これで、大型タンカーの燃料搬入は、7月下旬から数えて4隻となった。燃料の備蓄が、横須賀では増えていると思われる。

(RIMPEACE編集部)


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