佐世保、横浜、横須賀と「漂流」する海軍作業バージ


12号バースの裏のバージ桟橋にいるYR95(06.8.5 撮影)


タグボートに曳かれて横須賀基地本港を離れるバージYR95(06.8.7 撮影)


住友追浜のドックの前に係留されたバージYR95(06.8.9 撮影)

横須賀基地12号バースの裏手、空母の修理も出来る6号ドックとの間にバージだまりがあった。大型バージが3隻つながれていたが、一番陸側にあったのがYR95という作業バージで、横浜ノースドックから三月末に回航されてきたバージだ。
昨年9月にノースドックのA〜Hの8つのバースが前代未聞の満杯となったときに、佐世保基地から引っ張られてきてCバースに停泊していたのがYR95だ。オーシャンタグが単身で米本土に帰ってしまった後も3月末までずっとCバースにつながれたままだった。

その後横須賀基地の中をうろうろしていたが、12号バースの工事が終わった後、その奥のバージ溜りが定位置になっていた。
つい最近、そのバージが基地の隣の民間ドックに移動した。定期点検のためかもしれないが、バージがいた岸壁が空いている。
原子力空母を母港化するには、今の横須賀基地の水深が不足しているということで、浚渫を行うための協議が防衛施設庁から横須賀市に申しこまれた。今後、浚渫前の調査や実際の作業に入ると、測量艦や浚渫船を停泊させておく場所が必要になってくる。
そのための岸壁を空けた可能性も考えられる。時期が時期だけに、バージの移動一つでも気になることだ。

(RIMPEACE編集部)


佐世保から横浜ノースドックに運ばれて来たYR95。そのまま7ヶ月近く置き去りにされた(05.9.8 撮影)


この2日前まではノースドックにいたYR95が横須賀基地に登場した(06.3.31 撮影)


'2006-8-12|HOME|