シャイロー帰港、横須賀常駐艦全艦揃う


10日以上横須賀を留守にしていたMD対応巡洋艦シャイローが、16時に入港した(06.9.29 撮影)

9月29日午後4時、イージス巡洋艦シャイローが横須賀基地に入港した。横須賀基地に常駐する米艦11隻が全部揃ったことになる。
チャンセラーズビルと交代するシャイローがひと月前に配備されて以来、全艦が揃ったのは初めてだ。

横須賀の船は現時点で、MDパトロールで日本海には行っていないことにもなる。
沖縄・嘉手納基地に展開していたミサイル探知の偵察機RC135Sや、その代役を務めていたRC135Uも本国に引き揚げている。北朝鮮に対する米軍のミサイルシフトは解消され、プルトニウム抽出などの核開発をウォッチする態勢が継続されている、と考えていいだろう。

MDで弾道ミサイルを迎撃するSM3艦対空ミサイルの発射能力を、年末までに付与されると言われる駆逐艦カーティスウィルバーの艦橋付近の改修工事はほぼ終わり、覆っていたシートが剥がされている。
もう1隻の駆逐艦ステゼムの艦橋部分は、少しずつシートで覆われつつある。

(RIMPEACE編集部)


9月29日16時の横須賀本港の停泊状況。青が海上自衛隊、赤が米軍。
青字の1:海自潜水艦、2:いかづち、3:たかなみ、4:はるさめ、5:すずなみ、6:むらさめ
7:はたかぜ、8:おおなみ、9:ふたみ、10:わかさ、11:にちなん、12:すま
赤字の1:ゲアリー、2:カーティスウィルバー、3:ステゼム、4:フィッツジェラルド、5:カウペンス、
6:ジョンSマケイン、7:マスティン、8:ブルーリッジ、9:キティーホーク、10:ラッセン、11:シャイロー


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