山を削り、小屋を建て、12号バース改修が続く


12号バースの先端に積まれていた土砂をバージに積んで運び出す。その左には「小屋」の原型が(06.11.7 撮影)


コンクリートうちの木枠が巡らされた小屋。土砂は7日以降はバースに積まれてはいない(11.10 撮影)


山の削りは中断して、土砂を下に落とすためにユンボ2台が働いている(11.10 撮影)

12号バースの裏の山を崩す作業が進行中だ。ユンボを使って削った土砂は、12号バースの先端に積まれていたが、11月7日にバージに積み込まれた。
山を崩しては海から土砂を運び出す作業を繰り返して、12号バースが陸側に拡張される。

土砂がいったん消えたバースの上では、接岸作業などで待機場所などに使うと思われる小屋が一つ建設中だ。生コン車が入って、木枠の中にセメントを流し込む準備をしていた。

バースの先から鋭角的に6号ドックに延びる岸壁でも、改修工事が始まっていて、新しいバースの誕生さえ疑われる。
12号バースの拡張は、原子力空母の母港化のためだった。しかし、いったん完工して米軍に引き渡された直後に、さらに拡張・改良工事が進められているのは、何を意味するのだろうか。

(RIMPEACE編集部)


9日にカーティスウィルバーが出港し、ブルーリッジだけとなった米海軍横須賀基地。
海自の艦船も合同演習に出かけ、吉倉桟橋もガラガラになっている(06.11.10 撮影)


'2006-11-11|HOME|