06.11.26 ヨコスカ平和船団同乗記


12号バースに停泊中の原潜シーウルフ。艦橋を囲っていた足場はとりはらわれていた


12号バースの先端に作られる予定の給油装置は、早くも1本が設置されていた


13号バースにゴム製のフェンダーが取りつけられていた。これも「横須賀基地大改造プラン」に含まれている

11月26日(日)、ヨコスカ平和船団は横須賀港内で定例の海上デモを行った。この日、日米合同演習終了後に横須賀に戻ってきた戦闘艦4隻を含めて5隻の常駐艦と原潜1隻が米軍基地に停泊していた。
目撃者の話によれば、吉倉桟橋の海自の艦船は、大部分が11月20日に戻ってきたとのことだ。それ以降、海自の艦船の停泊状況にほとんど変化は無い。

11月26日の平和船団乗船者が注目したのは、「横須賀基地大改造プラン」によって、12号バース付近がどんな変貌をとげつつあるか、ということだった。
プランの中にある、給油装置のうちの1本が12号バース先端に立てられていた。また13号バースを使用するための岸壁の緩衝装置のフェンダーが取り付けられていた。
純水製造プラント設置のためと推定される山削りもさらに進んでいる。全体として、改造工事の進展が早いと思われる。

12号バースの大型クレーン(YOKOZUNA)の近くに17日から停泊している原潜シーウルフは、ロス級原潜を上回る性能を持つが単価も高く、3隻製造したところで生産がストップされた。以後は単価の安いバージニア級攻撃原潜の生産に変わっている。
攻撃型原潜の中でシーウルフ級は最高の性能で、この原潜が極東海域に投入されていることの持つ意味は大きいだろう。

(RIMPEACE編集部)(写真はいずれも11月26日撮影)


11月26日12時の横須賀本港の停泊状況。青が海上自衛隊、赤が米軍。
青字の1:潜水艦、2:あすか、3:たかなみ、4:おおなみ、5:いかづち、
6:むらさめ、7:しらゆき、8:わかさ、9:くりはま、10:すま
赤字の1:シャイロー、2:カウペンス、3:ジョンSマケイン、4:ブルーリッジ、5:ゲアリー、6:シーウルフ


ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港をはしります。(ただし12月から2月の定期運行はありません)


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