ラッセン、香港から単独で横須賀帰港



午後3時に横須賀基地に帰港した駆逐艦ラッセン(06.12.1 撮影)

12月1日午後3時、駆逐艦ラッセンが横須賀基地に入港した。
ラッセンは、キティーホークやカウペンスより1週間遅く横須賀を出港した。11月始めにはホワイトビーチにより、その後日米合同演習ANNUALEX 18Gに参加し、同演習終了後にキティーホークに随伴して香港に寄港していた。

感謝祭の休暇の後香港を出港したキティーホークと随伴艦の5隻の駆逐艦のうち、ラッセンだけがさっさと横須賀に戻ってきた。米海軍の広報資料によれば、キティーホークは12月1日現在東シナ海に居るという。それを裏付けるように、嘉手納基地には空母連絡機C2が飛来している。

ラッセンが単独で帰港した12月1日に、横須賀基地の燃料ステーションには大型の燃料補給艦ペコスが入港していた。ペコスは燃料を積みこみ中で、キティーホーク艦隊への補給を行うものと思われる。
横須賀から燃料を積んで出る大型補給艦は久しぶりで、7月下旬のチペカヌー以来だ。
11月の合同演習の前後は、佐世保をベースにラパハナックとウォルターSディールが艦隊への燃料補給を行っていた。久しぶりに横須賀から補給艦が出かけるのは、空母艦隊がすぐに横須賀に帰港するかどうかは別として、艦隊の動きがこれまでより東に向かってきていることを示すものだろう。

(RIMPEACE編集部)


吾妻島燃料積み出し埠頭に接岸したペコス(T-AO 197)(06.12.1 撮影)


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