ボーリング調査再開か?
横須賀基地12号バースに作業船入港


青い船体の上に赤いクレーンと連結した赤白の杭。螺旋状のドリルも積まれている(06.12.15 撮影)

12月15日、横須賀基地の12号バースに見なれないバージが泊っていた。マスターピアから7号バースまでびっちりと駆逐艦,巡洋艦,指揮艦などが並んでいて、12号バースの以前原潜が停泊していた位置にいる船の全体は見えないが、赤・白・青のカラフルな作業船は妙な形をしていた。

バージの先端にすえつけられたクレーンのアームに、紅白に塗られた長い杭のような柱が取りつけられている。バージの床には螺旋を切ったボーリングの先端部分のようなドリルが転がっていた。

船の名前は「わかくす号」と読める。偶然だが、九州でバスジャックされた長距離バスと同じ名前だ。クレーンの上部にはSKKの文字。海洋土木会社の持ち船と思われるが...。

原子力空母母港化のためには、軍港全体の浚渫が必要で、そのための調査が未だ終わっていない。空母をはじめ全ての常駐艦が帰港し、クリスマス休暇前に動きがにぶくなる時期に、大型作業バージを投入して、一気にボーリング調査を行う心積もりなのかもしれない。

(RIMPEACE編集部)


'2006-12-16|HOME|