横須賀の駆逐艦、接岸中にミサイル装填


駆逐艦マスティンの前部VLSから抜き取ったミサイル容器


抜き取ったばかりのVLSに挿入される別のミサイル容器

1月12日の米軍横須賀基地。巡洋艦シャイローが消え、キティーホークの飛行甲板上に2つ目のテントが組まれ、駆逐艦マスティン(DDG89)はマスターピアに停泊しながらミサイル装填中だった。

午前中の交換作業を終えて、ミサイル容器とクレーン車を載せた大型バージが、マスティンを離れた。入船でマスターピア・ウェストに入っていたマスティンにタグがとりつき、一度バースから引っ張り出したあと、同じバースに出船の状態でマスティンを押しこんだ。

待機していたバージがマステインの前部VLSの横に着き、先ず1本ミサイル容器を抜き、その後にバージ上に置いてあった別のミサイル容器を挿入した。
午前中と合わせて、6基のミサイルが交換されたと見られる。容器の中身はスタンダード・ミサイルなのか、トマホークなのかは不明だ。

海自の護衛艦は吉倉桟橋でミサイルの積み下ろしを行うが、米軍艦船は普通、沖合いの錨地まで行ってミサイル・弾薬の積み込み・積み下ろしを行う。バースに接岸したままミサイルを積みかえるのは珍しい。
駆逐艦のVLS付近で作業していた兵士も乗り移らせた大型バージは、3隻のタグにひかれて、浦郷弾薬庫の揚陸用のバースに向かった。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 07.1.12 撮影)


バージの上で、抜き取ったミサイル容器を整頓するフォークリフト


ミサイル積み替え作業を終え、マスティンから離れて浦郷弾薬庫に向かうバージ


'2007-1-12|HOME|