動ける駆逐艦が全部出港した米軍横須賀基地


2隻の巡洋艦と空母が見える。あとはドック入りしている駆逐艦2隻が居るだけ


30日12時半に出港した駆逐艦マスティン

1月30日午後、常駐艦の中の最新鋭駆逐艦マスティンが横須賀基地を出港した。ドック入りしているラッセンとジョンSマケイン以外の駆逐艦4隻が出ていることになる。

マスティン以外では、25日にカーティスウィルバーが八戸に入港、ステゼムが石狩新港に2月5日に入港予定、フィッツジェラルドは25日に沖縄・ホワイトビーチに入港して、26日に入港したブルーリッジと並んでいた。
なお、フリゲイトのゲアリーも25日に横須賀を出港している。

30日には、6号ドライドックの水門が開かれた。ドック内には海水が入っているが、潜水部隊の小舟がドックの中に入っていった。水を抜く前に、ドックの壁を点検するためと思われる。
1月20日付けの星条旗新聞によれば、今回のキティーホークの修理期間は120日で、艦の下水処理システム、9つのバスルーム、係留区域、着艦用甲板、航空機用エレベータ、2つのボイラーなどが修理の対象に含まれるとのことだ。

これらのメンテナンスのために空母をドライドックに入れる必要はないように思われるが、4号・5号のドライドックが使用中なので、空母以外の艦船の修理を行うのかもしれない。
また、船がたくさん入港してバースが不足したときに、水を入れたままでバースに変身する可能性もある。

海自の吉倉桟橋にも、護衛艦の姿は無かった。23日に「はたかぜ」と「はるさめ」がホワイトビーチに入っていた。沖縄近海で日米の演習が行われ、横須賀の艦船が日米ともにその海域に向かう可能性がある。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 07.1.30 撮影)


空母も修理できる6号ドライドックの水門が開いた。潜水部隊を乗せた小舟がドックの中に入った


1月30日12時半の横須賀本港の停泊状況。青が海上自衛隊、赤が米軍。
青字の1:潜水艦、2:ときわ、3:あすか、4:わかさ、5:すおう
赤字の1:ガーディアン、2:パトリオット、3:ラッセン、4:ジョンSマケイン、
5:マスティン、6:カウペンス、7:シャイロー、8:キティーホーク


'2007-1-30|HOME|