原潜プロビデンス、横須賀に再寄港中


2月3日に横須賀基地12号バースに入港した原潜プロビデンス(07.2.6 撮影)


1月下旬には同じ場所に原潜ヒューストンが停泊していた(07.1.26 撮影)

ひと月前に横須賀を出港した原潜プロビデンスが、また横須賀に寄港している。これでホワイトビーチへの短時間の寄港と横須賀への寄港を2回、繰り返したことになる。

プロビデンスもまた大西洋艦隊に所属していた。太平洋艦隊への原潜の増強の戦略の中で、シフトされてきたとみられる。短期間のうちに横須賀に2度も寄港するのは、早く太平洋艦隊の重要な基地に慣れておこうという目的からだろう。

2月3日に横須賀に入港する1週間前の1月27日、原潜プロビデンスはホワイトビーチ沖合いに短時間停泊した。寄港目的は「人員移送」だった。プロビデンスのホワイトビーチへの一時寄港は、12月18日に続いて2回目だ。このときは4日後に横須賀に初入港して、12日間停泊している。
この2ヵ月ほどのホワイトビーチと横須賀への反復寄港は、この原潜の活動海域が沖縄を中心とした海域だったことを示している。

1月27日夕方のホワイトビーチには、原潜の一時寄港の「余韻」が残っていた。中城港の海保の基地から来た放射性物質のモニター船「かつれん」がやってきた。原潜出港後の海中の放射性物質のチェックのためだろう。
このモニター船に、機銃を装備したホワイトビーチの警備ボートがつきまとっていた。国の機関の調査でさえ、自由にはやらせない意図が感じられた。ヨコスカ平和船団が、警備ボートに執拗に付きまとわれたことを思い出させる動きだった。

(RIMPEACE編集部)


海保のモニター船「かつれん」につきまとうホワイトビーチの警備ボート(07.1.27 撮影)


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