横須賀基地大改造工事の進捗


2月下旬から再登場した作業船「わかくす号」。ボーリングではなく、杭打ちのようだ。


純水製造プラント建設場所では、山を削り終わったユンボが整地作業をしている。


12号バースの裏側の13号バースは、遠目には形が整ったように見える

1月下旬にいったん見えなくなった「わかくす号」のクレーン状の支柱が、2月下旬に空母の後に再登場した。12月に、ボーリング調査用ではないか、と紹介したが、これだけ長い期間調査でもあるまい。これは、当時、読者から御指摘いただいたように、杭打ちの作業をする船だったと思われる。
場所は従来原潜が停泊するときに使われていた10−11号バースの付根で、バージ用の桟橋を作る位置だ。すでに艦船が停泊することがなくなった10−11号バースの浮き桟橋の撤去はまだ進んでいない。

12号バースの裏側に、原潜埠頭の13号バースを整備する工事は、年明けから進んでいるようで、遠くから見る限り、給油装置や諸設備の設置などが終わったようだ。
原子力艦船に純水を提供するためのプラント建設現場は、昨年中に山を大まかに削り終わったあと、同じ場所でユンボなどがまだ整地作業を行っている。建設のための杭打ちなどは、未だこれからのようだ。
これらの工事のために、原子力艦船入港時の放射能モニタリングポスト(小海1号ポスト)が使用中止になっている。

(RIMPEACE編集部)(写真は3月7日撮影)


青印のあたりに、放射性物質のモニタリングポストがあるという


'2007-3-8|HOME|