空母はグアムへ。随伴しているのは?


横須賀基地に寄港していた巡洋艦レイク・エリー (07.5.23 撮影)


ホワイトビーチに停泊中の駆逐艦ジョン・ポール・ジョーンズ(左の桟橋の先端)(07.5.20 撮影)

グアムの Pacific Daily News は、米海軍のリリースとして空母キティーホークが8日にグアムに入港する、と伝えた。 空母戦闘群のうち、巡洋艦カウペンスは7日に、また燃料補給艦グアダルーペは6日に入港済みとのことだ。

横須賀常駐の駆逐艦6隻のうち、5隻が6日の時点で在港もしくは入港が確認されている。もう1隻も4日までは横須賀にいた。 5月23日にキティーホークが横須賀を出港してから2週間、ずっと空母についていた横須賀の駆逐艦はいない。
5月下旬に横須賀に現れたレイク・エリーは、 NAVY News によればオーストラリア沖でのタリスマン・セイバー演習とグアム沖の バリアント・シールド演習に加わるという。空母戦闘群や別のグループとも行動を共にするとのことだ。
レイク・エリーは6月中旬のタリスマン・セイバー演習Bパート終了までは、キティーホークをサポートするのだろう。

この時期、米軍はCARATとタリスマン・セイバーを並行して行う。CARATには佐世保の揚陸艦ハーパーズフェリーと西海岸からの フリゲイト艦2隻が参加する。
タリスマン・セイバーには、キティーホーク戦闘群のほかに、佐世保のエセックスなど揚陸艦3隻も別のグループを構成して参加している。 この護衛をしているのが、5月後半にホワイトビーチ、パラオに相次いで寄港した駆逐艦ジョン・ポール・ジョーンズだ。

駆逐艦ポール・ハミルトンも横須賀に寄港した「外来」戦闘艦だ。空母が本格的な航海に出る前に、横須賀、名古屋に寄港した。 この船が駆逐艦の「代表」としてキティーホーク戦闘群に加わっていることもありうる。

米本土やハワイから助っ人が集まる中で、横須賀の第15駆逐戦隊の駆逐艦やフリゲイトは、空母に随伴せずにどんな任務に備えている のだろうか?

(RIMPEACE編集部)


横須賀基地に寄港していた駆逐艦ポール・ハミルトン(60番)。この後、名古屋にも寄港した (07.5.11 撮影)


'2007-6-7|HOME|