横須賀12号バースに浚渫船現れる


大型クレーンを積んだバージが12号バースに接岸している。茶色の塊は浚渫用のバケット(07.6.11 撮影)


昨年夏、海自横須賀総監部前での浚渫工事(06.7.31 撮影)

原子力空母母港化にどうしても必要な横須賀港の浚渫。その工事を実際に行う浚渫船が、とうとう 12号バースに登場した。バージの上に、海底の泥などを集めて持ち上げるバケットが転がっている。

11日も、横須賀本港の中央部では、小船が4隻出て、調査を継続していた。今回現れた浚渫船は、重金属などで汚染されている 可能性が高い軍港の海底をかき回して、汚染を拡散する恐れがある実際の工事を行うものだ。

なりふりかまわぬ原子力空母受け入れ態勢の整備が、ここまで進んでいる。

12号バースには別のクレーンバージも接岸している。横須賀基地大改造計画のひとつである、バージ用のバースを作る 工事も、ユンボ2台を投入して掘り返し作業が進行中だ。
トップ写真の浚渫船の後方に写っているのは、これも大改造計画に含まれている純水製造工場の枠組みで、先月末に平和船団に乗って 海から見たときより、屋根の工事が進んでいる。

(RIMPEACE編集部)


12号バースの奥にいる別のクレーンバージ。


10−11号バースのあった場所近くの、バージ用岸壁新設工事も進行中だ。(07.6.11 撮影)


'2007-6-11|HOME|