浚渫船を間近に見た横須賀「フレンドシップデー」 


最初の浚渫区域内に停泊中の浚渫船「第18龍王丸」と土砂運搬船「B-1506住吉丸」


8号バースには浚渫船「八宝耀」、土砂運搬船「やまなみ−8B」、クレーン付き台船「三久15号」が停泊中

8月4日のヨコスカ・フレンドシップ・デーで一般公開された指揮艦ブルーリッジの甲板からは、浚渫工事直前の浚渫船や土砂運搬船が 間近に見えた。

予定ではすでに工事が始まっているはずの第1工事区域は、8−9号バースと12号バースにはさまれた水域の8−9号バース寄りの ところだ。7号バースに停泊していたブルーリッジと12号バースの中間くらいの位置に、浚渫船「第18龍王丸」と土砂運搬船 「B-1506住吉丸」がいた。工事区域の周囲をオレンジ色の汚濁防止膜が囲んでいる。
浚渫船の船尾に22メートル四方の汚濁防止枠が付いている。この枠内に浚渫バケットをおろして土砂をつかみ上げる。7月23日に 運び込まれたこの枠だが、今はウミネコたちの羽休めの場所になっている。

8号バースには、さらに大型のバケットを装備する浚渫船「八宝耀」、土砂運搬船「やまなみ−8B」、クレーン付き台船「三久15号」 が串刺し状に停泊していた。大型のバケットも見えたが、水に浸かったようには見えない。
クレーン付き台船の仕事の中には、汚濁防止膜を張ったり撤収したりする業務があるようだ。以前に積んでいた多数の赤い浮きが、 防止膜の近くに設置されていた。 

浚渫船のクレーンのアームは、汚濁防止枠の反対方向に向いている。このアームが180度回転してバケットを枠内におろし、次に 土砂運搬船に浚渫泥をうつすために90度回転する動きが、実作業では繰り返されるはずだ。
まだそのような動きは見られないが、汚濁防止膜が張られ、浚渫船と土砂運搬船がセットになっていて、いつでも浚渫工事が始められる 態勢のようだ。

(RIMPEACE編集部)(写真は 07.8.4 撮影)


9号バースの付け根付近から見た「八宝耀」など。こちらも汚濁防止枠を船尾につけている


8月4日の米艦船や浚渫船、汚濁防止膜の配置(施工計画書の図から作成)


浚渫船と汚濁防止枠、土砂運搬船のつながり具合(施工計画書の図から作成)


'2007-8-5|HOME|