横須賀基地からフリゲイトが消えた 


右端のブルーリッジの左のバースに停泊していたゲアリーは、13日朝居なくなった


ミサイル追跡艦オブザベーション・アイランドがマスターピア・ウェストに停泊中(07.8.13 撮影)

8月13日朝、ゲアリーが横須賀を出港し、フリゲイト艦の横須賀常駐の歴史が閉ざされた。ゲアリーと交代したのは 駆逐艦マッキャンベルで、すでに第15駆逐戦隊の一員としてグアム近海で行われているバリアント・シールド演習に参加している。

今後、米フリゲイトを横須賀で目にする機会はほとんどなくなるだろう。毎年のCARAT演習の前にホワイトビーチに集結する 米軍艦船の中に、フリゲイトがまざることは当分続くとは思われるが、空母機動部隊の一員としてフリゲイトが加わり、それが在日米軍 基地に寄港する可能性はごくわずかとなろう。

8月11日から横須賀にはオブザベーション・アイランドが寄港している。佐世保基地に7月25日まで滞在していた直後なので、何か任務 をひとつこなしてきた、というよりは、台風避難などの関係で寄港したのではないか。

MSCの極東司令部が横浜ノースドックにあったころならば、この船は横浜に向かっていたはずだ。それが横須賀に入港し、かつて海軍版 ミサイル・ディフェンスのパイオニアとしてSM3発射試験を繰り返したシャイローと、ミサイルの航跡を追って発射試験のサポート をしているオブザベーション・アイランドが隣り合わせに停泊している。

(RIMPEACE編集部)


8月13日12時半の横須賀本港の停泊状況。青が海上自衛隊、赤が米軍。黒は浚渫関連船
青字の1:潜水艦、2:しらせ、3:しらね、4:あすか、5:はたかぜ、
6:おおなみ、7:ふたみ、8:わかさ、9:にちなん、10:くりはま、11:すま 
赤字の1:ラッセン、2:オブザベーション・アイランド、3:シャイロー、4:ブルーリッジ
黒字の@:浚渫船第十八龍王丸、A:浚渫船八宝耀 、B:ガット船第126鳳生丸


'2007-8-14|HOME|