シーウルフ級原潜2番艦、横須賀寄港中


12号バースに停泊中の原子力潜水艦コネチカット(07.8.24 撮影)

8月23日13時50分ころ、原潜コネチカット(SSN−22)が横須賀基地に入港した。コネチカットはシーウルフ級原潜の2番艦で、 母港は大西洋に面したグロトン基地(コネチカット州)で、ジェーン年鑑でも大西洋艦隊に属していることになっている。
今回の横須賀寄港理由は、「休養・補給・維持」だ。

2006年版QDR(4年ごとの国防計画見なおし)には、潜水艦の6割を太平洋に、という方針が示されていた。この方針のもとに母港を 大西洋沿岸から太平洋沿岸の基地に移す原潜ハンプトンのようなケースとともに、通常のパトロール海域を大西洋から太平洋に移すケース もある。
ほぼ1年前に横須賀に寄港した原潜シーウルフを含めて、大西洋艦隊所属だった原潜が横須賀に寄港するケースが04年2月の原潜 シティー・オブ・コーパス・クリスティ横須賀寄港以来相次いでいる。
今回の原潜コネチカットの寄港も、その流れの中にある。

シーウルフ級原潜は、シーウルフ、コネチカット、ジミー・カーターの3隻が作られている。米海軍によれば「もっとも静かな原潜」だが、 建造費用も莫大で、3隻でストップして、もっと建造費が安いバージニア級原潜の建造に移行している。 シーウルフクラスの原潜の武器は、トマホーク・ミサイル、MK48魚雷などを装備している。

(RIMPEACE編集部)


浚渫工事現場の近くに停泊した原潜コネチカット。オレンジの帯は汚濁防止膜 (07.8.24 撮影)


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