横須賀の駆逐艦、各地に出没


ホワイトビーチに1日に入港したフィッツジェラルド(左)。右は揚陸艦ハーパーズフェリー
(07.9.1 世嘉良 学 撮影)

9月1日朝、駆逐艦フィッツジェラルドがホワイトビーチ・海軍桟橋に入港した。空母キティーホークとともにバリアントシールド演習 に加わり、グアムを出港したあと、空母と分かれて沖縄に来たもの。

キティーホークは8月28日にマレーシア・ポートクランに入港していた。随伴するのは直衛艦のカウペンス、カーティスウィルバー、 マスティンで、この3隻は9月上旬のインドとの合同演習まで付いていくと思われる。

この時点で横須賀に居るのはシャイローと駆逐艦3隻だ。シャイローは6月下旬からのタリスマン・セイバー演習の後シドニーに寄港、 その後キティーホークと分かれて同演習参加艦の中では一番先に横須賀に戻ってきた。すぐに修理に入り現在に至っている。

ラッセンは4月後半から5月にかけてオーストラリアの3都市を訪問、5月末に戻ってきてからは、短い出航を繰り返したあとやはり 修理に入り、現在ほぼ完工状態となっている。

バリアントシールド演習から直接戻ってきたのは、ジョンSマケイン(8月16日帰港)、マッキャンベル(8月26日帰港)の2隻で、 残る1隻のステゼムは、8月18日から24日まで佐世保基地に寄港している。

空母に随伴もせず、横須賀にも戻ってこないで、近海をウロウロしているのはステゼムとフィッツジェラルドの2隻の駆逐艦だ。
フリゲイト2隻を順番にイージス駆逐艦に置き換えて、横須賀基地には巡洋艦2隻を含めてイージス艦が9隻配属となった。ホントに こんなにたくさん戦闘艦がいるのかね、と一度政府もまじめに米国と協議して、国民に説明する時期が来ているのではないか。

(RIMPEACE編集部)


8月18日から24日まで佐世保基地に滞在した駆逐艦ステゼム(07.8.19 撮影)


横須賀基地で修理中の駆逐艦ラッセン。後方左から、マッキャンベル、ジョンSマケイン、シャイロー
(07.8.26 撮影)


'2007-9-2|HOME|