キティーホークと随伴駆逐艦、横須賀出港


横須賀航路から浦賀水道に向かうキティーホーク。背景は川崎から羽田空港方面。


浦賀水道を南下するキティーホーク。背景は木更津の工業地帯。


出港のために湾口に艦首を向ける空母。この場所は、浚渫工事区画だ。

10月21日、空母キティーホークが横須賀基地を出港した。26日に室蘭に入港する予定だが、このまま直行するのだろうか。
9月21日の入港以来ちょうど1ヶ月、その間飛行甲板に大型のテントを張って工事を進めてきたが、工事結果のチェックのために 短い試験航海に出るのが普通だ。
21日は、フィッツジェラルドとマスティンの2隻の駆逐艦がキティーホークの後を追うように出港した。フィッツジェラルドは 空母に随伴して室蘭に寄港予定の船だ。キティーホークは試験航海を兼ねて室蘭に行くのだろうか。

常駐艦が全部揃った横須賀基地で、9時にキティーホークが動き出した。この日のために浚渫工事を中断して汚濁防止膜を大半撤去した 工事区域で、4隻のタグに押し引きされて巨大な空母はゆっくりと回頭して基地の入り口に艦首を向けた。

9時40分、駆逐艦フィッツジェラルドがバースを離れた時、空母はすでに浦賀水道に入りかけていた。
フィッツジェラルドが横須賀航路 に入ったとき、駆逐艦マスティンはまだ12号バースに停泊していた。しかし、軍港見学船が横須賀本港に近づいた11時半には姿がなかっ た。空母のあとを追って出港したマスティンも随伴するのかどうかは不明だ。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 07.10.21 撮影)


動き出した随伴駆逐艦(左端)と先行するキティーホーク(右端)。約40分の時間差だ。


駆逐艦フィッツジェラルドがキティーホークを追いかけて横須賀航路に向かった。


'2007-10-21|HOME|