07.11.25 ヨコスカ平和船団同乗記

ときわ帰港とキティーホーク帰港準備


23日に晴海での「帰国セレモニー」の後に横須賀・吉倉桟橋に戻ってきた「ときわ」


キティーホーク帰港に向けて、浚渫作業の汚濁防止膜を外す作業を始めたクレーン付き作業台船

11月25日、ヨコスカ平和船団のヨット「おむすび丸」が、今年最後の定例海上行動で横須賀の軍港を走った。

補給艦「ときわ」が、吉倉桟橋に停泊していた。23日の晴海ふ頭でのにぎにぎしい「帰国セレモニー」にあわせて「帰港」するために、 前日から横須賀で沖どまりするなど、最後まで政治家の都合に振り回された船だ。
特別措置法が期限切れになって帰国した今、インド洋で実際に何があったのか、上官の不当な命令は無かったのか、自衛官が発言して ほしい。2度と米軍支援の補給活動を行ってはならない。
インド洋派遣の象徴的な艦船の「ときわ」の近くをゆっくりと航行しながら、平和船団が海上自衛隊の隊員に訴えた。

横須賀港のど真ん中で行われている、原子力空母の母港化のための浚渫作業だが、この日は浚渫船に動きが無く、昨日浚渫した土砂を ガット船に積み替える作業が午前中に行われた。
汚濁防止膜の中で、クレーン付き台船が、汚濁防止膜を取り外す作業をはじめていた。香港への寄港を拒否されたキティーホークとその 随伴艦の帰港に備えた動きだ。
この日、厚木基地に艦載機が戻ってきた。空母の横須賀帰港も近い。

25日に横須賀基地に停泊していた米艦は、指揮艦ブルーリッジ、巡洋艦カウペンス、駆逐艦カーティスウィルバー、ステゼムの4隻 だった。港外の錨地には、事前集積艦のジャック・ラマスがまだ投錨していた。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 07.11.25 撮影)


コンテナや車両など海兵隊が使用する物資を積んで錨地に停泊するジャック・ラマス



11月25日12時の横須賀本港の停泊状況。青が海上自衛隊、赤が米軍
青字の1:潜水艦、2:あけぼの、3:あすか、4:きりしま、5:ときわ、6:むらさめ、7:しらね、
8:いかづち、9:おおなみ、10:たかなみ、11:わかさ、12:にちなん、13:くりはま、14:すま
赤字の1:カーティスウィルバー、2:ステゼム、3:カウペンス、4:ブルーリッジ

ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港をはしります。(ただし12月から2月の定期運行はありません)


'2007-11-25|HOME|