キティーホーク随伴艦の動き


手前の駆逐艦カーティスウィルバーは、18日には戻ってきていた(07.11.23 撮影)


空母から離れて横須賀に戻ってきた巡洋艦カウペンス(07.11.19 撮影) 

11月21日に香港に入港する予定だったキティーホーク戦闘群が、中国当局に入港を拒否されて、横須賀に向けて引き返してきている。

このことを短く報じた第7艦隊のニュースの中で米海軍は、香港に入港を予定していた艦船は、空母のほかに巡洋艦シャイロー、駆逐艦フィッツ ジェラルド、マッキャンベル、マスティンと原潜トピーカだったと明らかにしている。

16日まで空母戦闘群は、海自との合同演習 ANNUALEX 19G を南大東島の東海域などで行っていた。第7艦隊は、この演習への米側参加艦 船として上記6隻のほかに巡洋艦カウペンス、駆逐艦ジョンSマケイン、ラッセン、カーティスウィルバー、揚陸艦トートゥガ、 原潜コネチカットをあげている。
佐世保常駐の揚陸艦トートゥガは22日に佐世保に戻った。横須賀常駐艦のうち、カーティスウィルバーとカウペンスは、19日までに 相次いで横須賀に戻っている。またジョンSマケインは21日にホワイトビーチに寄港、キティーホークとは別行動だ。

なお、指揮艦ブルーリッジは横須賀を動かず、駆逐艦ステゼムも修理中で横須賀基地のマスターピアに停泊したままだ。 結局横須賀常駐艦のうち「行方不明」なのは駆逐艦ラッセンだけだ。

10月24日から11月16日まで、横須賀基地に4隻の原潜がそれぞれ5〜7日滞在して、この期間中原潜がいなかったのは10月 30日だけという有様だった。寄港順にロサンゼルス、トピーカ、シャイアン、パサデナの4隻で、このうちトピーカのみが空母について いる。
ANNUALEX 19G に参加した原潜コネチカットは、10月半ばに横須賀とホワイトビーチに一時寄港、また同時期に原潜シカゴが佐世保に 一時寄港を繰り返した。
演習参加の2隻以外にも、4隻の原潜が日本近海に潜んでいることになる。合計6隻の原潜とは、原潜の密度としても最大級だろう。

(RIMPEACE編集部)


21日に沖縄ホワイトビーチに入港した駆逐艦ジョンSマケイン(07.11.21 世嘉良 学 撮影)


横須賀に入港したばかりの原潜パサデナ。16日に出港した(07.11.11 撮影)  


'2007-11-24|HOME|