揚陸艦トーテュガ、横須賀に現れる


横須賀港の錨地付近を回遊中の揚陸艦トーテュガ


停止したトーテュガに横付けされた弾薬輸送バージ。ドックのゲートは開いている

2月15日に、佐世保配備の揚陸艦トーテュガが横須賀基地に入港した。この日、正午過ぎから猿島近辺をウロウロしているのが、 横浜・ランドマークタワーから望見されたが、停止したのは15時前だった。

艦後部のドックのゲートが開いたので、これは水陸両用装甲車でも出てくるのか、とも思ったが、爆発物などを積みおろしするときに ゲートを開けておくのは規則で決まっているようだ。開口部に横須賀基地の警備艇が張り付いて、文字通り門番をしていた。

待機していた弾薬輸送バージが接舷し、クレーンのアームが伸び、艦上からわずかなブツを降ろした。その後トーテュガは横須賀基地の バースに入ったと思われるが、そこまでは見ていない。

16時前にカウペンスも入港したが、港の出入りが混みあっているためか、しばらくトーテュガの向こう側で停止していた。
カウペンスとトーテュガは、2月10日に沖縄・ホワイトビーチで海軍桟橋と陸軍桟橋に分かれて停泊していた。同じ15日に横須賀に ほぼ同時に入港したのは、再びめぐり合ったというよりは、沖縄から横須賀まで行動をともにしていた、と見たほうがいいだろう。

これで横須賀基地の常駐艦は、駆逐艦5隻が「外出」していることになる。長崎に入港したラッセン、鹿児島に入港したマッキャンベル、 ホワイトビーチで15日に確認されたジョンSマケインなどの5隻は、大部分が19日から沖縄近海で始まる日米合同対潜訓練に加わるの ではないだろうか。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.2.15 撮影)


10日ぶりに帰港した巡洋艦カウペンス(CG63)


'2008-2-16|HOME|