九州寄港から駆逐艦が戻った横須賀基地


17日まで鹿児島港に寄港していたマッキャンベル。20日までに戻ってきた


左端が長崎から戻ってきたラッセン。隣の巡洋艦シャイローの代役だった

原子力空母ニミッツが佐世保を出港して以降、横須賀常駐の米駆逐艦が2隻、九州の民間港に強引に寄港した。
鹿児島に寄港していたマッキャンベルと、長崎に寄港したラッセンの2隻だ。2隻とも22日までに横須賀に戻ってきた。

往復の時間を考えると、この2隻が訓練の途中に寄ったというものではない。鹿児島、長崎にそれぞれ直行し、また横須賀にまっすぐ 戻ってきたと見ていい。
親善を名目とした寄港地チェックだったことは明らかだ。

22日にはキティーホークの飛行甲板で、艦載機の排気遮蔽板が立てられていた。ブルーリッジは小規模だが弾薬の箱らしきものを 弾薬輸送バージから積み込んでいた。
ドックから出たばかりのカーティスウィルバーは、トーテュガが出港した後、揚陸艦がいたバースに移動した。

海自の桟橋には火災で動けなくなった「しらね」と、漁船を沈没させたばかりの「あたご」が並んでいた。隣の長浦港の海自桟橋には、 斧でたたき切ったような断面を見せた痛々しい姿の漁船が、シートで覆われもせずに置かれていた。

(RIMPEACE編集部)(写真はすべて 08.2.22 撮影)


問題艦が並んだ海自吉倉桟橋。手前が「あたご」、奥が「しらね」


「あたご」に真っ二つにされた「清徳丸」が長浦港船越桟橋に置かれていた


'2008-2-22|HOME|