中型タンカー、横浜から横須賀へ



横須賀基地・吾妻島の貯油施設のバースで燃料を積み込むトランス・パシフィック(4月27日 撮影)

4月27日、横須賀本港から長浦港に向かったヨコスカ平和船団のヨットは、吾妻島・オイルターミナルで燃料を積み込み中の中型タン カー・トランス・パシフィックの横を通った。米海軍軍事海上輸送軍(MSC)がチャーターしたタンカーで、佐世保や横須賀という大きな 燃料貯蔵施設を持つ基地から、その他の基地へ燃料を海上輸送している。

この中型タンカーは4月25日には横浜ノースドックのHバースに停泊していた。喫水が上がっていることから、どこかに燃料を輸送した あと、油槽を空にしてやってきたものと見られる。
ノースドックは横須賀基地での積み込み日時の調整のためにも使われている。 27日には横須賀に回り、吾妻島で燃料を積み込んでいる。喫水が下がっているのが船首の浮き上がり具合からもよくわかる。

横須賀で積み込んだ燃料は八戸港で陸揚げされて、パイプラインで三沢基地に運ばれることが多い。タンクローリーで厚木基地に運ばれる 燃料も多く、横須賀基地の吾妻島貯油施設は、在日米軍基地の東半分の燃料供給のハブになっている。

(RIMPEACE編集部)


空荷状態でノースドックに停泊中のトランス・パシフィック(4月25日 撮影)


'2008-4-28|HOME|