駆逐艦の戻りが遅い横須賀基地


キティーホーク(右奥)とシャイロー(左手前)が戻ってきたが、随伴の駆逐艦は姿を見せない


修理が終わって沖合いで弾薬を積み込み、3号バースに戻ってきたマッキャンベル

キティーホークが横須賀に戻ってきたのが5月12日。そのとき随伴して帰港したのは巡洋艦シャイローだけだった。
5月3日に香港を出発したキティーホークにはシャイローのほかに駆逐艦が3隻随伴していた。そのうちのステゼムはウラジオストック を訪問し、その後佐世保に寄港している。
第7艦隊のニュースによれば、カーティスウィルバーとラッセンは、シャイローとともにキティーホークとニミッツの戦闘群の合同演習に 加わっていた。このとき、カナダのフリゲイト2隻(レジーナ、オタワ)もキティーホークと行動をともにした。

一方ニミッツの戦闘群には駆逐艦オカーンとフリゲイト艦ルーベン・ジェイムスが新たに加わっていた。
佐世保からのレポートにあるように、オカーン、ルーベン・ジェイムス、カーティスウィルバー、フィッツジェラルドが、2隻の空母の 合同演習の終了後、相次いで佐世保に寄港している。またレジーナも佐世保に寄港、オタワは鹿児島港に寄港した。

ステゼムとフィッツジェラルドが横須賀に戻らずに佐世保で補給を行っているし、その他の艦船も佐世保や九州の港に寄港している。 2隻の空母の演習で集まった駆逐艦やフリゲイトが、キティーホークが横須賀に戻ったあとも、ニミッツを中心にして動き、今後九州沖縄 近海で訓練を重ねたあと、キティーホークの再出港にあわせてRIMPAC演習になだれ込む、ということになるのではないか。

キティーホークの「最後の出港」時に、横須賀から随伴して出港するのは、シャイロー以外に駆逐艦1,2隻ということになるかもしれない。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.5.16 撮影)


空母の出港前に大量の燃料を運んできたチャーター・タンカーのポリティサ・レディ


5月16日14時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
青字の1:潜水艦、2:あすか、3:しらせ、4:ときわ、5:はつゆき、6:はるさめ、7:ふたみ
赤字の1:マッキャンベル、2:カウペンス、3:シャイロー、4:ジョンSマケイン、5:キティーホーク


'2008-5-16|HOME|