Farewell to Final Carrier Here!

横須賀基地の中央部で回頭するキティーホーク（08.5.28 ウランちゃん撮影）

　５月28日午前９時頃、10年間の任務を終え、退役する通常型航空母艦キティ・ホークが事実上の母港、横須賀を出港した。
出港に伴い、毎月海上デモをしている平和船団も船を２隻出し、海上保安庁の船とゴムボート、米軍船が警戒を張る中、見送った。

　出港してからおよそ20分が経った頃、キティ・ホークに立つ人々が肉眼で見える程にキティ・ホークと平和船団の距離が近づいた。
緊張が走る。平和船団に乗船者らが訴え出した。

“Farewell to Kitty Hawk! You will be the final carrier here in our port. We don’t want any more carrier. This is wishes of citizens of Yokosuka.”
　「私たちはキティ・ホークがこの横須賀における最後の空母であることを望んでいます。原子力空母がこの横須賀に来ることを私たちは 望みません。」

訴えは届いただろうか。「あれだけ近づいたことはない。」と平和船団船長が話す程の距離であったことからも、「Farewell to the Final Carrier Here」横断幕は見えたに違いない。

（ウランちゃん）(写真説明は編集部）

「もう空母はキティー欲しくない」の思いを託した横断幕を掲げる平和船団「おむすび丸」
（08.5.28 平和船団撮影）

ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ！ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。 毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港をはしります。（ただし１２月から２月の定期運行はありません）

'2008-6-5|HOME|