米軍発表写真で見る、原子力空母配備の準備状況


5.28 米海軍発表の写真の一部分。この下には空母甲板での"SAYONARA"の人文字が写っている




1番:クレーン付き作業台船。浚渫作業にともなう汚濁防止膜の設置や回収を行う。

2番:純水製造プラントの建物。外装はほぼ完成している。原子炉の冷却水に必要な純水を製造する。この建物は、小山を ユンボで崩して平地にした上に建設された。

3番:12号バース先端部分に並べられた、移動発電ユニットや変電設備の一部。少なくとも新しい天然ガス使用の火力発電所が フル稼働するまでの間、これらのユニットで停泊中の原子力空母に必要な電力を供給する。米本国からMSCチャーターの自動車運搬船で 運ばれてきた。海軍建設大隊(Sea Bee)が管理している。




4番:空母の出港日は浚渫作業は休み。浚渫船3隻と土運船(バージ)7隻が一塊になって、12号バースに接岸している。

5番:原子力空母の修理要員が宿泊するホテルバージ、修理作業を行う作業バージなど3隻のバージが新しい桟橋にずっと停泊 している。この場所は以前、原潜などが停泊する浮き桟橋(バース10,11)があったが、原子力空母の配備を前に撤去され、この 3隻のバージを固定するための桟橋が作られた。

6番: 建設中の火力発電所。フル稼働で39メガワットの出力。主要な顧客は、20メガから30メガワットを消費する停泊中の 原子力空母。建設スケジュールに遅れが出たため、3番で示した発電ユニットなどを本国から取り寄せることになった。(5.20 星条旗新聞より)

x番:詳細は不明だが、12号バースの大型クレーン「大関」の近くに作られつつある工場様の建物。建てられた場所、時期 から見て、この建物の中で原子力空母の装備などの修理を行う可能性がある。

(RIMPEACE編集部)

[上掲写真の出所]
NAVY News Stand  キティーホークの横須賀出港を伝える5.28付け記事より。


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