原子力空母配備に関連する動き 08.6 横須賀


本国から運ばれてきた予備の変電施設(グレー)が12号バースの常備の青い変電施設の近くに並んだ。


浚渫船3隻がかかっている工事海域は、12号バースの奥から離れて基地東側に移動した


文科省横須賀調査施設(仮称)建設工事の看板が出ている、放射能検査施設の建設工事

ジョージ・ワシントンの配備の遅れが明らかになっても、原子力空母横須賀配備にかかわる諸工事は基地の内外で見られる。

原子力空母が12号バースに停泊中に電力を供給する火力発電所の建設が遅れが出ていることに対して、モバイル発電ユニットや変電設備 が、米本国から横浜ノースドックを経由して横須賀基地に運び込まれた。キティーホークの「最後の出港」の際には12号バース先端に 置かれていたモバイルユニットは、12号バースに常設の変電施設の近くに移されて並べられた。火力発電所の完成後は、このユニットは 本国に送り返されるのだろうか? それとも予備の設備として、そのまま12号バースの上に残されるのだろうか?

遅れていた浚渫工事は、6号ドックの入り口近くから港の出口に近い海域で進められている。3隻の浚渫船(八宝耀、第2関雄、第18 龍王丸)が間隔をあけて展開し、汚濁防止膜は大きく3隻の浚渫船を囲んでいる。

ベルニー公園と海自横須賀総監部に挟まれた場所に、「文科省横須賀調査施設(仮称)」の建設工事が進んでいる。これまで原潜を主な 対象とした放射能チェックのサンプルを、横須賀ですぐに分析・検出するための施設だ。なぜ仮称を用いるのか、そのココロは?

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.6.23 撮影)


6月23日15時の横須賀本港の停泊状況。青が海自艦船、赤が米軍艦船。
米軍艦船は少ないが、なぜか海自の艦船がウジャウジャと集まっている
青字の1:潜水艦、2:あけぼの、3:すずなみ、4:こんごう、5:しらせ、
6:さわぎり、7:いなづま、8:きりさめ、9:むらさめ、10:わかさ
赤字の1:カウペンス、2:ステゼム、3:シャイロー、4:マスティン


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