08.7.27 ヨコスカ平和船団同乗記(1)

原子力空母関連施設を海から見る

12号バースが原子力空母用に改修されたときに新設された変電設備(青)の手前に、ユニット化された発電設備などが2重に並べられている。この2月以降、 本国から横浜ノースドック経由で運ばれてきた発電・変電ユニットだ。
原子力空母の母港化に必要な電力を補うために建設中の火力発電所の稼働が予定より遅れるために、その分をカバーする目的で送られてきた。


原子力艦船の原子炉に純水を提供するために、小山を崩して12号バースの背後に純水製造プラントが建設されている(写真の左の建物)
外装はほぼ完成しているが、内部の機器の設置などはこれからとみられる。必要な電力は当面ユニット化された発電・変電設備でまかなうようで、建物の前にもグレーの ユニットが並べられている。


8−9号バースの浮き桟橋を撤去したところに、3隻の大型バージを係留するための新たなバースが作られた。右の脊の高いホテルバージの手前に、同色のやや低いバージが つながれている。原子力空母の在港時に、修理施設やその要員の宿泊施設となる。
8−9号バースは原潜も寄港するバースだった。撤去後は、当面12号バースに原潜は入っているが、12号バースの工事が完成したあとは、13号バースが原潜寄港バース となるとのことだ。



原子力空母の停泊中は原子炉の出力を最低レベルにして、必要な動力には外部の電力を供給する。そのために必要な電力を創出するために新型の火力発電所が横須賀基地内に 建設された稼働開始が遅れている。
手前のタグの溜まりの向こうに見える3本ずつ煙突が出ている建物が、まだ稼働していない火力発電所だ。 基地の奥深くにある施設は、やはり海上から見るのが一番わかりやすい。

(RIMPEACE編集部)(写真は 08.7.27 撮影)

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